スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

告白-My sweet angle- 切り取られた青空-いと-37

告白  -My sweet angle-


「私が彼女がここに居るって知ったのは、偶然だったの。」
香織は、疲れて既に夢の中にいる、チャイルドシートの晃平を一瞥して話し始めた。

「最近すごく仲良くしてもらってるアッキーママの家でおしゃべりしてたら、電話がかかってきて、アッキーママが取って旦那様に渡したのよ…板倉さんからだって。」
板倉加奈子-それがかりんの本名だ。
「世の中に板倉さんなんてたくさん居るからそのときはなんにも思ってなかったの。でも、旦那様の声大きくて、私聞くとはなしに聞いてしまったの。最近その人の奥さんが風邪をこじらせてまた痩せたこと、すごくデブってた時には早く痩せないかと思ったけど、今の体重で痩せられるとものすごく心配になるんだってその人が言ってるらしいこと…」
香織は唇を一度かみしめた。
「その後、旦那様がこう言ったの。『修はホントに昔から加奈ちゃんにベタぼれだったからな。どうせあの店も加奈ちゃんと一緒に居たくて始めたんだろ?』って…加奈ちゃんって?昔すごくデブだったって?!それで、愛されてるって!私体中の血液が逆流するのを感じたの。」
香織は小刻みに震えながら続けた。
「だってそうでしょ!あの人、そんなに旦那様に愛されているのなら、どうして亮平さんに言い寄ったりしたんだろうって。私、初めて亮平さんの家に行った時の、亮平さんのあの顔、今も忘れられないの。あなたにあんな顔を、あんな思いをさせたあの人を、私は許せない…」
「でも、それだけじゃ彼女だときめられないはずだろ、同姓同名の別人だってことも考えなかったのか?」
結局、香織は正しかった訳だが…私は老婆心ながらそう聞いてみた。
「だから、旦那様が電話をきられた後、私聞いたの。『板倉さんって横浜の方ですか。』って。そしたら、今は脱サラして日進にお店を開いたけど、昔は横浜に住んでいたって。引っ越したのが3年余り前だって…私も昔ダイエットをしてて、たぶんダイブロ仲間だと思うって話して、引越ししてから連絡が取れないって言ったら、アッキーママ喜んで連絡先教えてくれたわ。私、『びっくりさせたいから、板倉さんには内緒にしておいて』って頼んでおいたの。」
スポンサーサイト

theme : 自作小説
genre : 小説・文学

comment

Secret

プロフィール

こうやまたすく

Author:こうやまたすく
FC2ブログへようこそ!

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

FC2カウンター

カテゴリ

Web page translation

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。