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傷心-切り取られた青空-いと-18

傷心


私はその日、浴びるように酒を飲んだ。とは言え、ダイエットのため1年あまりほとんど飲んでいなかった私は、すぐに酔っ払ってしまった。私にはそれが尚更悲しかった。

次の日、出社した私を見て俊樹が言った。
「お前、ひどい顔してんな、女にでも振られたか?」
「まぁな…」
「図星かよ。」
私が口ごもりながら返事をすると、地雷でも踏んだかのように、俊樹はしまったという顔をした。
「でもさ、それだけスリムになったんだから、女が放っとかねーさ。」
「痩せるのとモテるのは別もんだよ。デブにも奥さんのいるやつは五万といるじゃないか。」
私は吐き捨てるようにそう言った。
「こりゃ相当重症だな。さっさと新しい彼女でも見つけた方が、傷の治りも早いんだけどな。」
「そんな簡単に忘れられるか!」
「おお、怖っ。」
私のあまりの剣幕ぶりに、俊樹は取り付く島がないという表情をして持ち場に戻って行った。

そうだ…そんなに簡単に彼女のことを忘れられるものか!!そのとき私は本気でそう思っていた。

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