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抑え切れない感情-切り取られた青空-いと-13

抑え切れない感情


私たちは駅近くのネットカフェに。横になれるお座敷タイプのシートがあったので、そこでかりんを横にならせた。
「そんなに心配しないで、もう大丈夫よ。」
彼女はしきりに元気なのを私にアピールした。
「信じないよ。」
私は彼女の顔を覗き込んでそう言った。
「どうして?」
「ブログ見てたら分かるよ。君は何にでも一生懸命になってしまうだろ。だから、疲れてても気づかないで走ってしまう。そんな奴を信じられると思う?しばらく横になってて、今なんか冷たいものでももってくるから。」
「…はい。」
彼女はしぶしぶ、でも嬉しそうに頷いた。

ドリンクを運んでから、私はついでに自分のブログの更新をしようとパソコンを開いた。
するとTomさんからメールが着ていた。

-自分、言わないでおこうと思ったんですが、なんか気になって。
だから、率直に言います。エイプリルさん、かりんさんのこと好きなんじゃないですか?かりんさんもまんざらじゃない様子だったし。

でも、かりんさんには旦那さんもお子さんもいらっしゃるわけだし、そういうのって、やっぱりダメですよ。
みんなが不幸になるじゃないですか。

すいません、自分みたいな若輩者が言うのも何かと思いましたが、あえて言わせて頂きました。
もし違っていたら謝ります
                                                   Tom-

「心配してくれてるのよね、みんな…」
「みんなって?」
「あの日、一緒に歩いてたところをうららさんに見られてたみたい。『けしかけたけど、大丈夫?』みたいなメールが着たわ。『人違い』だって送っておいたけど…」
「ばれてるか…」
どんなに押し殺そうとしても抑えきれないこの気持ちは、みんなに丸見えだったのかもしれない。
「でも、僕は後悔してないよ。」
「私も…」
彼女のその一言ですべてを敵に回してもいい、私はそう思った。
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