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ヒーローの条件-ボクのプレシャスブルー8

 帰宅後、楓に「時空戦隊プレシャスファイブ」を探してもらい視聴した。ウチに残っているのは中盤過ぎから以降の回だ。純輝も最初は何気なく見ていてはまったに違いない。
 なるほど、プレシャルブルーと言うキャラクターは分った。しかし、ストーリー面で少し引っかかる部分があり、そう言えばパソコンではこうした動画を視聴できたということを思い出し、パソコンを開いて動画サイトにアクセスする。
 そして、私は食い入るように何話も見て、最終回では涙まで流していた。純輝が同じ戦隊モノの中で特にこの作品に思い入れを感じる理由が解かったからだ。おそらく私がプレシャスブルーだと治人に言ったのも彼だろう。
 
 時空戦隊プレシャスファイブは、歴史を改ざんする悪者と戦う時空警察の物語。
 かのプレシャスブルーは不治の病に冒されている。そのことがリーダーのプレシャスレッドにばれて、彼はブルーにメンバーから外れるように言うのだが、ブルーはその時、
「人間誰だって明日は無事かどうかは判らないじゃないか。頼む、俺に最後まで任務を全うさせてくれ」
と、頑として譲らなかった。その気迫に負けたレッドはそのことを他の誰にも告げず、全員で敵を壊滅させる。
 そして、奇跡が起こる。今まで不治の病だったその病気の原因が解かり、手術と投薬で助かることが解かったのだ。今まで敵が捻じ曲げていた歴史が修正されたことによって、治療法が見つかったというオチ。ブルーはみんなに見守らながら手術室に消えていき、生還するという話だった。

「よしりんも最近プレシャスファイブにはまってるってきいたけど。やっぱしあれって、大人がみるもんだろ」
運動会からしばらくしたころ、純輝がニヤニヤ笑いながらそう言ってきた。
「治人に俺がプレシャスブルーだって言ったのは君だろ」
そんな純輝に私は唐突にそう尋ねた。
「いきなり何だよ」
「しかし、俺から言わせればあれは高広君のような気がするけどな」
だからこそ、思い入れたんだろう? 私はそう心の中で言いながら前に立つ純輝を見つめた。
「ううん、あれは……やっぱよしりんだよ」
それに対して純輝は苦々しくそう返した。
「ヒーローは生還できてこそヒーローじゃん。」
そして、彼はぽつりとそう付け加えた。
 
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genre : 小説・文学

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