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交響楽(シンフォニー)5

「なぁ、どう思う。全く馬鹿にしてると思わないか。」
「そんなことないよ。お義母さんは智也の事、ホントに愛してるんだって。」
それを、憤懣やるかたないという様子で久美子に告げると、彼女は大笑いしながらそう返した。
「誰だって、自分の血を分けた子はかわいいのよ。智也だってそうでしょ?だから、今怒ってる。」
「そりゃ、そうだけど…」
それはそうなんだけど、あんなにころっと180度態度を変えられると、あれは何だったのだと毒づきたくもなるだろ?そう思いながら智也が久美子を見ると、久美子は初羽を優しくとんとんとリズムを付けながら眠りに導きながらこう言った。
「それが、初羽…赤ちゃんのパワーなんだってば。それに、それって智也がここまで頑張ってきた証拠だよ。今、智也パパの顔してるもん。」
「お前、上から目線で言うな。」
そう言うお前の方が、すっかり母親じゃないか…智也はそう思いながらそう言葉を返した。
確かに…両親があの時、自分の将来を心から案じてくれていたのだということは解かっている。だけど、それだからこそ自分が愛する女性も大切にしてほしい。そう思うのは、わがままなのだろうか。

後日、智也の両親は正式に以前の非礼を謝罪し、智也と久美子は晴れて夫婦となった。それと同時に、智也はそれまでのバイト先を辞め、久美子の父の経営する会社にアルバイトとして入った。
「お義兄さんがいたら、俺なんかが手伝わなくて良かったんだろうけど。」
慣れない仕事で些細なミスをして、落ち込んでそう言う智也に、
「高広?あいつは建築デザイナーになるとか言って、はなから家業を継ぐ気なんてなかったよ。ウチの手伝いをしたことは一回もなかった。」
と、久美子の父が笑顔でそう返した。
「そうなんですか…」
「だから、私は今回内心、久美子でかしたと思ってるんだがね。ウチみたいな小さな会社には来てもらえない逸材が自分から飛び込んできてくれたってね。誰だって初めから上手くいく奴はいないよ。」
彼はそう言うと智也の肩をポンポンと叩いた。

そして、初羽誕生から2年後、久美子に第二子、私の最強のライバル?純輝(じゅんき)が誕生した。




業務連絡…

はぁ、長かった。やっと今回のもう一人の主役、純輝君登場です。これでやっと…本編に入れる…だろうか(いまいち不安)
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