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序章-切り取られた青空-いと-1

序章


私はその日朝遅く、同僚の俊樹の電話に起こされた。(今日は休みだし、昨日も夜遅くまでパソコンを触っていたから、もっとゆっくり寝ていたかったのに…)着信に俊樹の名前を見たとき、正直そのまま放っておいてやろうかと思ったほどだ。あまり何度も鳴らすので仕方なく出た。
「こんな朝っぱらから何度も鳴らすなよ。」
私はもしもしとも言わず、いきなり不機嫌な声で俊樹にそう言った。
「寝起きの悪いお前に、何もなきゃかけないさ。驚くなよ…テラさんが死んだ。」
「冗談だろ?!3日前に一緒に飯食いに行った時にはぴんぴんしてたぞ。事故にでもあったってか。」
確かに寝起きの悪い頭では、にわかに理解できない話だった。
「いや、心筋梗塞だと。休出メンバーが事務所で倒れてるテラさん見つけて大騒ぎさ。その時にはもうう、亡くなってたらしいし…」

テラさんというのは寺内衛。私の先輩社員であり、44歳で独身の彼とは仕事の枠を超えて気の合うデカ盛りメイトでもあった。
『テラは寺内だけじゃなく、テラ盛りのテラだ。』
と、豪語していた彼。
「変死で警察に運ばれたらしいから、すぐに葬式になるかどうかはわかんないけど、連絡待てってさ。」
「わかった…」
「亮平、大丈夫か?お前テラさんと仲良かったし…」
俊樹は最後の言葉を濁したが、言いたいことは分かっていた。お前も同じような体型だし気をつけろ、そう言いたいのだ。

私の名前は綿貫亮平。39歳になったばかりの独身男。彼女いない暦は…もうカウントするのも面倒だ。

電話を切った後、私はのろのろと体重計に乗ってみた。115kgか…
このままでは同じ道を行くのも時間の問題かもしれないな。

これが私がダイエットに踏み切ったきっかけである。


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theme : 自作小説
genre : 小説・文学

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comment

NoTitle

あっ、テンプレ変えたんですね。
私も、小説ブログでは、同系列の使ってます。
これ、字も大きくて、目次も自動的にできるので、使いやすいですよね~!

ふじやまさんへ

実はふじやまさんとこで見てどうしようかなって思ってた系列のだったんですよ。いままでだといきなり最新の作品の最新稿が出ちゃうでしょ?あれ、気になってたんですよ。見るつもりもなく先にネタばらしが目に触れちゃう可能性をなるたけ避けたいっていうか…

どうぞどうぞこちらから!いらっしゃいませ~(かりん風に:笑)

実はこの頃異常に速かったです。持ってるものを早く出してしまいたくてうずうずしてたし、その辺のコントロールもまだできない状態で、見えたビジョンをがぁ~っとダイレクトアタックしてました。
結果、これを書き上げる直前に一度倒れました。

その後も反省もなく走ってましたけど、若いリア友に酷評をもらって目が醒めました。もっとじっくり自分の世界を掘り下げようって。それからトランス三昧が始まったわけです。
今はそのリア友ちゃんに感謝してます。

あ、主人公の女の子よりも相手の男の子の方なんです。性格は読み込むとかなり違うかもしれないけど、結局やってることは一緒かもっていう…(ネタバレクサイ!本編読むまでに忘れてください、この件は)

NoTitle

へぇ~、こんなふうに表示されるテンプレもあるんですね。

マカロンさんへ

小説用に扉がついているタイプのにしてみました。私の場合、細切れ癖があるので、1つにすりゃいいのに分けてかいたりするでしょ、しかも同じ日に。そういうのって、後の方が先に目に付いちゃうんですよね。それって興ざめなことないかなぁってずっと思ってたんですよ。

でも、慣れないと入りにくい?と思ってしばらく考えたんです。最後は文字が見易いという理由で踏み出しました。(満月バージョンはホント字を大きくしてもつかれましたので)
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