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お題小説と言うものを書いてみました。

FC2小説に「お題小説」という、まったく脈略のない3つのキーワードで3P以内でのショートショートを書くというものがあるのですが、そこにインスピレーションの働くお題が載っていたので挑戦してみました。


お題:「雪 ゴミ置き場 あの人」

「ふぅ、終った…意外と時間かかっちゃった。間に合わないかと思ってヒヤヒヤしたわ。」
私は、ゴミ置き場に最後のゴミ袋を置いてひとりごちた。

それにしても最近の自治体指定のゴミ袋って、どうしてこんなに小さいんだろう。おかげですごい数の袋になっちゃったし…“分別する”のにもすごく時間かかっちゃったじゃない。

「冷たっ?!」
幾つにもなったゴミ袋を眺めて下を向いていると、私の首筋に冷たいものが落ちてきた。見上げると、例年より少し早く初雪がふわふわと風に乗って舞っている。

やがて、時期の早いそれは、ゴミ袋の名前の上に乗るとすぐに解けて水性マジックの文字を消す。私の全てを詰め込んだそれから、私の名前を…私の存在を消し去っていく。

-さよなら…愛しい人。世界で一番愛してた。-
私は小さな声でそう告げると、自分の部屋に戻っていった。

そして…私は自分の部屋の窓から私の全て-思い出の品と共に幾つにも“分別した”あの人自身-を乗せて走っていくごみ収拾車をぼんやりと眺めた。
「ホントに…全部終ったわ。」

一人きりの今夜は、ぐっと冷える夜になりそうだ…

                                         -完-


※ホラーは嫌いなはず…なんですがね。
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theme : 自作小説
genre : 小説・文学

comment

怖っ!

雪降って、氷点下なのに
より一層、寒くなっちゃったじゃないっすかー!
ブルブル、ガクガク・・・。

いやぁ~タイトル見てると首筋に雪が…

マカロンさんへ

あ、そっちはもう降る時期でしたね。しかも氷点下…
あら~、ぴったりでしたね。

実は今日、ウチはゴミ置き場の掃除担当の日だったんです。で、この題に惹かれてしまいました。

三重のべちゃっとした雪だと確実に文字消えるなぁと思って水性ペンで名前書きました。

…ここで、いつもなら過去の思い出を流して再出発みたいなのが、私っぽいのでしょうがね。

裏切られていただけたでしょうか。

お見事掌編

こういうオチ、大好きです!

あー、やっちゃった…という感じですね。
分別、大変だったでしょうねえ…。

「あの人」と「ゴミ置き場」のブラックな組み合わせが絶妙ですね~。

削れるだけ削ってみました。

ふじやまさんへ

わーい、気に入ってもらえました?

一応、タイトルは「お題小説雪・ゴミ置き場・あのひと」なのですが、ネタバレなので付けられない裏タイトルとしては「ちょっと首絞めてみただけで未亡人」(「異邦人」のメロディーでお願いします。)ってつけてあるのです。

いやぁ、この部分はこのグッズと一緒に…なんて妙に拘って詰めてる様子とか、収拾車が行った後、冷えた身体と心を温めるために風呂に入ってるとか。
本当はあの人との日々とか書いても良かったんですけど、淡々としてるほうが怖さが増すかもと思って、削れるだけ削りました。

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