スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

医者?看護師?それとも何なの?!あんたってば…-ハムケ14

医者?看護師?それとも何なの?!あんたってば…


「俺のどこがバカだってんだ!」
「ねぇ、ちょっと質問して良い?あんた最近食い物の好み変わってない?」
いきなりバカ呼ばわりされてキレた大和くんにビビることなく、隣のベッドの人は質問なんか始めた。
「それがどうした!」
「聞かれた事に答えて。」
「暑くて肉なんか食ってらんないって思うようになったけど?」
「奥さんも?」
その言葉に私は黙って頷いた。
「で、25%の宣告を受けたのはいつ?」
「去年の春だっけ…私の誕生日の少し前だったから。」
これは私が答えた。
「じゃぁさ、このごろめちゃくちゃ忙しいって言ってたよね、前よりあっちの回数減った?」
「!」
何?!そのストレートな質問は!初対面の相手に聞くことじゃないでしょ?
「ねぇ、重要なことなんだけど。」
黙ってると彼女からそんな声が飛んできた。
「ああ。」
見ず知らずの女に何でこんなことを尋ねられなきゃならないんだという顔で、ウザそうに大和くんは頷いた。
「やっぱりね。バカ決定。」
彼女はそれだけの質問をすると、しれっとそう診断を下した。
「何がやっぱりだよ!医者に普通じゃ子供なんでできないって言われたんだぞ。」
大和くんは得体も知れない女に好きなように言われて、ムキなってそう反論した。
「でもね…25%はゼロじゃないわ。ゼロじゃなきゃ、たとえ有効数が1%だったとしても可能性はゼロじゃない。ましてや25%もあるんでしょ?」
でも、彼女は怯まなかった。むしろ…この展開を心底楽しんでる?ニコニコしながら話を進めた。
「数学的な確率の問題じゃないだろっ、これって!」
「そうよ、確率の問題じゃない。解かってんじゃない。確率の問題じゃなくてこれはタイミングの問題なの。だから、アリなのよ。まったく、往生際が悪いわね。いい加減自分の蒔いた種なんだから、納得したらどうなの?」

そして…その正体不明の隣の入院女性の大和くんへのレクチャーが始まった。
スポンサーサイト

theme : 自作連載小説
genre : 小説・文学

comment

Secret

プロフィール

こうやまたすく

Author:こうやまたすく
FC2ブログへようこそ!

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

FC2カウンター

カテゴリ

Web page translation

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。