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悪寒-切り取られた青空15

悪寒


さっき、修司に抱きしめられたとき…私はなんで声を上げて飛び退いてしまったのだろう。
亮平のことに対する後ろめたさか…

そもそも、私は修司を愛しているんだろうか-

私と修司は職場結婚。好意がなかったって訳じゃないけど、みんなからお似合いとほだされてなんとなく付き合い始めて、修司のプロポーズをすんなり受け入れて結婚した。

それでも結婚してすぐ陸が生まれて、瞳が生まれて…子育てに一生懸命で…それが幸せだと思っていた。

パパ、ママと呼ばれるようになって、生活共同体にすり替わっていった私たち夫婦の関係。それにそんなに寂しさなんて感じていなかった。

私は最初から今まで、本気で修司を愛していなかったのかもしれない。そう考えた時、私は自分の気持ちがおぞましくなり、体が震えて吐き気を感じた。(私の結婚って自分の居場所が欲しかっただけ?)だとしたら、私ってサイテーだわ…

私は亮平のメールをその夜開かなかった。いや、修司がすぐそばに居る空間で開くことができなかった。

そして、修司の隣にもぐりこむ事さえできずに、こどもたちの居ないこども部屋で、まんじりともせず朝を迎えた。
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