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満月(フルムーン)に焦がれて26

洋介のことが落ち着いてすぐ、小百合は仕事を始めた。
洋介がいなくなった今、彼女は悲しむ暇もなく乃笑留との生活を支えなければならなかった。

専業主婦である彼女が、やれる仕事の幅は狭かった。そこで、彼女は寸暇を惜しんで資格を取り、2人で細々とでも生きられる仕事に転職を果たした。
まさに、目の回るような忙しさだった。しかし、考える余裕もないほどの忙しさは、彼女の悲しみを皮肉にも確実に軽減させていった。

今度はそんな小百合を弘毅たちが支えた。乃笑留は朝自宅から学校に行き、放課後は桜木家に帰り、そして夜帰る母を待つ。
帰る道すがら、乃笑留の学校での出来事などをきくのが小百合の一番の愉しみだった。

でも…何だか今でも既に乃笑留は桜木家の嫁みたいだわ。小百合は事故の直前に洋介が言っていたことを思い出した。

『折角育てたのにかっさらわれる』今はその感覚が解かる気がした。





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theme : 自作連載小説
genre : 小説・文学

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