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妊娠-満月(フルムーン)に焦がれて7

妊娠

洋介と小百合は知り合ってから5ヶ月で結婚した。

そして、小百合は3ヵ月後最初の妊娠がわかった。洋介の喜びようはものすごいものだった。

しかし、小百合は10週目に流産した。

医師は
「お母さんが悪いわけではありませんからね。最初から弱い胎児は結構いるんですよ。」
と優しく彼女に言ったが、小百合は自分の行動の1つ1つがそれの引き金になってしまったように感じて全ての事が悔やまれてならなかった。

続いて1年2ヵ月後、彼女は2度目の妊娠をした。しかし、今度も流産した。2度目ということもあり、医師は検査を勧めた。そして、その結果…彼女にある病が見つかった。

それは慢性病で、投薬の必要のあるものだった。
「この薬は服用して妊娠すると胎児に影響を及ぼす可能性のあるものです。だから、妊娠は避けてください。」
医師の事務的な説明に小百合は絶望した。
彼女は薬を飲むことには抵抗はなかった。しかし、薬を飲ということは子供を諦めるということにつながる…それは彼女にはどうしても受け入れることのできない事実だった。
「とにかく先に病気を治してしまおう。」
と洋介はのんきそうに言ったが、慢性的なこの病は、小康状態になることはあっても完治しないということを彼女は知っていた。

もう、子どもは産めない…そうまざまざと思い知らされる-
小百合は洋介に求められること自体苦痛になっていった。
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theme : 自作連載小説
genre : 小説・文学

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