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デート-満月(フルムーン)に焦がれて4

デート

小百合にメールをもらった後、ちゃんと届いたことを知らせるメールを打つ際、洋介は小百合をテーマパークに誘った。正直なところ恋愛経験のまったくない洋介には、女性の喜びそうなスポットには心当たりはなかった。彼女はすぐにOKのメールを返した。

「ごめんなさい…私絶叫マシンって苦手で…木村さん、お一人で行ってきてください。」
だから、小百合が遠慮がちにそう言った時、洋介は内心失敗したかなと思った。
「そっか…なら、これなんてどう?」
洋介は次に飛行機の形をした乗り物を指差した。
「え~っと…」
「二人乗りだから、これは一人では乗りたくないな。」
小百合は困ったという顔をした。
「そうですよね…これ、普通一人では乗らないですよね。これなら…大丈夫…かな。」
小百合はそう言って洋介と共にそののアトラクションに乗り込んだが、彼女は装置が稼動して飛行機が宙に浮いた瞬間、
「あ、やっぱりダメ、降ろして!」
と叫ぶと、動いている間中ずっと洋介にしがみついて泣いていた。

「ゴメン、結構ハードだったかな。」
洋介はますます失敗したと思った。
「いいえ…私が怖がり過ぎるだけです。大丈夫だって分かってるんですけど、ダメなんです。」
洋介はまだ少しすすり上げている小百合の頭をなでた。
「これで、すこしは落ち着く?」
小百合は一度驚いて洋介を見上げたが、それから嬉しそうにはにかんだ。
洋介は彼女の笑顔をもっともっと見たいと思った。



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theme : 自作連載小説
genre : 小説・文学

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