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Love Grace-Love Grace14

Love Grace

 次に目覚めたとき、あたしのベッドの脇には隆一がいて、あたしの手をしっかり握ったまま眠っていた。体中がギシギシと痛い。
 それにしても寒い。あまりの寒さに身体が小刻みに震えて、歯が鳴ってしまう。冷やし過ぎて風邪がひどくなっちゃったんだ。早くクーラー止めなきゃ。隆一までホントに移しちゃう。

「あれ」
クーラーを止めるために起き上がろうとしたあたしは、自分の腕からチューブが伸びているのに気づいた。点滴されてるのか……そう思って見ると、そこはあたしの部屋じゃなくって、四方を全部カーテンに仕切られていた。病院にいるんだ、あたし。

「あ、メグミ。俺、いつの間にか寝てたのか」
その時、起き上がろうとしたあたしに気付いて隆一も目を覚ました。
「寒いか? まだ熱いな、お前の身体。そういや薬が本格的に効いてくるまで後2〜3日は熱が出るかもって医者に言われたか」
隆一はそう言って震えてるあたしの首筋を心配そうに撫でた。
「ゴメン、心配かけたね」
「そうだよ、こんなのもうホントに御免だぞ。昨日から生きた心地がしなかった。元気がなさすぎるところで、ただの風邪じゃないって気付くべきだった」
謝ったあたしに、いつものデコピンではなく、そっと人差し指をおでこに当ててそう言った隆一は涙目だった。

 その時、お母さんが病室に入ってきた。
「お母さん、あたし戻ってきたよ」
あたしがそう言うと、お母さんは唇を噛みしめながら何度も頷いた。そして、あの時の事を話し始めた。

 あの時、お母さんの腕の中で意識を飛ばした愛実(つまりあたし)の身体が、一気に熱を帯びたのだという。測ると、体温計が示した数字はなんと40度8分! しばらくするとあたしはガタガタと震えだし、うわ言で「寒い……痛い……」と意識のないまま繰り返し始めたので、お母さんは慌ててあたしを救急車で病院に運んだ。

 風邪だと思っていたあたしの病名は急性腎盂腎炎だった。しかも、かなり症状は酷くなっていたらしく、
「なんでこんなになるまで我慢してるんですか。命にかかわりますよ」
と、翌日回診に来た先生に叱られたほどだ。

 あの時、愛実が口ごもった『でないと……』の続きは、でないとあたし自身の身体が持たないだったのだろう。
 なら、どうしてそんな病気の時に入れ替わったりしたのだろう。もっと元気な時ならいろんな経験もできただろうに。鏡を持ってあたしにナビゲートさせれば、たぶんどこにだって行けただろう。
 もしかしたら……こういう弱ったときにしか替われないのかもしれないし、人一倍痛みに弱いあたしの痛みを替わって受けてくれたのかも知れないと思ったら、なんか切なかった。
『痛いのも嬉しかったよ。だってそれって生きてる証拠じゃん』
そう言った愛実。痛みが生きてる実感だなんて、それ悲し過ぎるよ、あんた……
「メグミ! どうした? また苦しいのか?!」
「ううん、違うよ……心配しなくていいから……」
あたしは、隆一が心配するからと思いながらも、涙を止めることができなかった。
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theme : オリジナル小説
genre : 小説・文学

Love Grace 13

「そんなんであたしは消えないよ。」
明らかにあたしに向かって言ったであろう言葉は、涙声だった。
「だって、あたしは恵実と“一つ”だから……」
「そう、でも折角“お外”に出てきても、ずっと熱出して寝込んでたのは辛かったね」
「ううん、嬉しかったよ、それも」
続いて言ったお母さんに、愛実はそう返した。
熱を出して寝込んだのがなんで嬉しいの? あ、お母さんに優しくしてもらえるか……そう思ったあたしは、愛実の次の言葉に思わず息を呑んだ。
「だって、痛いのや辛いのは生きてる証拠でしょ? だから、この三日間、あたし嬉しくてしょうがなかった」
愛実は真顔でそう返したのだ。そんな愛実をお母さんは次の瞬間、ギュッと抱き締めてていた。
「マナちゃん、じゃぁ、この感触も忘れないでいて……」
「ママ、ありがと……忘れないよ。でも、あたし、いくね……もうそろそろタイムリミットだから……ホントにありがと……」
お母さんの胸に抱かれている愛実の声はだんだんと細くなっていく。
「マナちゃん? マナちゃん! 愛実!!」
何度かお母さんが愛実を揺すって呼びかけたのは聞こえたけど、愛実は意識を手離したのだろう。あたしの眼の前も真っ白になった。

theme : オリジナル小説
genre : 小説・文学

タイムリミット-Love Grace12

タイムリミット

「ねぇ、愛実、いつお母さんに言ってくれんのよ。それとも鏡のないとこで、もう言ってくれた?」
あたしと愛実が入れ替わって3日目、だんだんあたしはこのまま愛実と入れ替わられてしまうのか不安になってきていた。
「ごめん……いざとなると言いだせなくって。ちゃんと今日中に言うからね。でないと……」
でないと何なんだろう。私にはその意味は解からなかったけど、愛実はすごく申し訳なさそうにあたしを見た。

「あら、37度1分、もう少しね。じゃぁ、お母さん仕事してくるわ」
夕方、愛実の様子を見に来たお母さんがホッとした様子でそう言った。
「メグちゃんが熱を出したの久しぶりだから、辛かったでしょ」
そしてお母さんが続けてそう言うと、愛実は頭を振った。
「ううん、全然。寝てるだけで良いからそんなことないよ」
「そう? いつもならこの世の終わりみたいに唸ってるクセに」
確かに、あたしぶーたれてたけど、そこまでじゃないわよ。そう思って愛実を見ると、いつもと様子が違っていることに気づかれて顔をプルプルさせて引きつっている。ダメだよ、そんな顔したらばれちゃうから。

 それから、仕事をするために階下に降りようとあたしの部屋のドアを開けたお母さんに、愛実はいきなり、
「お母さん、もう書くのは止めて」
と言った。
「どうして?」
「お母さん書き過ぎだよ。このままじゃお母さんの方が病気になっちゃうよ」
「ならないわよ」
お母さんは涙目で必死に言う愛実に笑ってそう答えた。そしてため息を一つ落とすと、
「それでわざわざ入れ替わってくれたんだ、マナちゃん」
と言ったのだ。えっ、えええーっつ!!
「……いつから気付いてたのおかあ……ママ」
愛実は観念したように、お母さんをママと呼んだ。
「あんたが間違ってママと呼んだ時からかな」
そうなんだ。やっぱ、あれでばれてたのか。お母さん全然気付いた風じゃなかったのにな。
「それでお母さん、試しに夕ご飯をお粥にしたのよ。実はね、メグちゃんは子供のころから、どんなに熱があってもご飯しか食べないのよ」
「知らなかった」
愛実は俯いてぼそっとそう言った。ま、あたしが小さい頃、 『お粥なんて食べない!』
って頑張ってた所に鏡なんてなかったもんね。あたしも、それでお母さんがあたしかどうかを試してるなんて思ってもいなかったしな。第一、入れ替われるって思う所がお母さん、やっぱ普通じゃない。お母さんはベッド際に戻って来て、愛実の頭に手を置きながら、こう言った。
「でも、確信したのは今さっきよ。マナちゃんが『書くのを止めろ』って言ったからよ。間違ってもメグちゃんにはその一言は言えないわ」
「どうして……」
「あの子には、お母さんにあんたを消せなんて言えない、そういう事よ」
お母さんのその言葉に愛実は鏡の中のあたしを見たから、あたしは咄嗟に目線を逸らせた。

Love Grace11

 あたしのいる鏡のすぐ横には小さなキティちゃんの丼が置いてあった。頂き物で、別にあたしの趣味じゃないんだけど、我が家の他の丼は大き過ぎるので重宝している。ま、大きくてもちょっとだけ入れれば良い話なんだけど、なんかついつい入れ過ぎちゃう気がするんだよね。
 その丼の中にはお粥が少しだけ残っていた。そのすぐ横にはシャケのふりかけの袋もおいてあったから、おそらくそれが愛実の夕食だったんだろう。
 鏡の中から覗き込むような姿勢だった私に気付いて鏡を覗き込んだ愛実にあたしは、
『愛実、辛い?』
と聞いた。愛実は、
「ううん、全然」
と答えた。痩せ我慢なんかしなくていいのに、どう見たってあんた、相当調子悪そうだよ。

 その時、玄関のチャイムが鳴った。隆一が来たのだ。隆一はしばらくお母さんと会話した後、階段を昇ってあたしの部屋のドアをノックして入ってきた。
「メグミ、ちっとは元気になったか」
隆一はそう言って頷いている愛実の頭を撫でた。そして、おでこを軽くぺちっと叩くと、
「ウソつけ、まだ熱下がってないじゃん」
と言って笑った。
「でも、今朝よりは気分良いよ」
それに対して愛実は、ガチガチに緊張しながらそう返した。ちょっと、そんなんじゃばれちゃうって! あたしはハラハラしたけど、それを今のあたしは注意することができない。うー、ストレス溜まるったら!
「お前やっぱし、かなりきついんだろ。じゃなきゃ、こんなにおとなしい訳ないもんな」
案の定、隆一にそう言われた。ま、入れ替わってるなんて想像もできないだろうから、隆一は風邪のせいだと思ってるみたいだ。
「そんなことないよ」
「夏風邪なんだろ?」
「たぶんね」
愛実はそう言うと隆一から顔を逸らせた。
「じゃぁ、こうすりゃ治るな」
でも、隆一はそう言って顔を背けた愛実のそれをまた自分の方に向けさせて、立て膝でベッドにいる愛実の肩を抱くとキスをした。しかも軽くじゃなく……愛実の眼は完全に見開いて、宙を泳いでいる。あたしたち鏡の前でキスなんてしたことないし、当然コレ、愛実にはファーストキスなんだろうな。あたしはそんなパニクってる愛実が面白くて、ヤキモチを焼く気にはならなかった。
「何すんのよ、隆一!!」
「何って、キス」
唇が離れた後、そう言って隆一をぶっ叩こうとしてくにくに暴れていた愛実に隆一はニッと笑ってそう答えた。普段からあの重たいあんこを練って鍛えてる? んだもん。そうそう抜け出せる訳ないじゃん。
「移るよ、風邪」
「昔から言うじゃん、風邪は移せば治るって」
「ダメだよ、お店休めないし……風邪はもらった人の方が酷くなるんでしょ。これ以上酷くなったら……」
「俺の事心配してくれてんの? 大丈夫だよ、普段から親父たちにこき使われてるから、体力だけには自信あるし、移ったとこで毎日思いっきり修行させられてっから、たまには休息もらってもいいんじゃね?」
「隆一……」
「でもやっぱお前相当辛いんじゃん。辛くなきゃ、あんな言い方しないだろ」
「あ……」
辛さを言い当てられて愛実は、熱で赤い顔をさらに赤くして俯いた。
「だから、そんなしおらしいの変だってば。早く元気になって噛みついてくれないと調子狂うぞ」
隆一はそう言ってそんな愛実の頭をまた優しく撫でて、
「じゃぁ、俺帰るわ。ぐっすり寝て早く元気になれよ」
と言うと手を振ってあたしの部屋を出て行った。

 隆一が階段を降りて玄関先でお母さんに挨拶をしているのを聞きながら愛実はポツンと独り言のように、
「恵実、ゴメンね」
と言った。
『何? キスの事? あたしヤキモチなんか焼いてないよ。一応隆一はあたしにしてくれてるわけだし』
だからあたしは、愛実にそう返した。
「隆一さんに風邪移っちゃったらどうしよう」
心配してたのそこかよっ!
 『心配ないって』
「移したらゴメンね」
「いいよいいよ。これから結婚したらずっと一緒なんだから。何度だって移し合いするだろうしさ。それより愛実」
「何?」
『もしかして、隆一に惚れた?』
ニヤニヤ笑いながら言う私の言葉に、愛実はふくれっ面で睨んだ。

Love Grace 10

 ああ、お母さんと愛実がどんなことしゃべってるのか聞きたいな、そう思っていると、お母さんが二階に上がる間に、愛実は机の上に置いてあった鏡の角度を変えて自分の顔が写るようにした。ヒュンって擬音がつきそうな勢いで、あたしは一気に二階に上がった。
『へへへ、ありがと愛実。さすがわかってんね』
「しっ、お母さんが来るから黙ってて」
あたしの言葉に、愛実は慌てて口の前に人差し指を立てる。だけど、お母さんはあたしの声なんか聞こえないんじゃないの? あんたがスルーすれば何も問題ないじゃん。
 やがて、お母さんがあたしの部屋のドアを開けた。
「あら、メグちゃん起きてたの。ごめんノックもしないで」
「うん、さっきね。ノックは別にいいよ」
愛実の声はちょっとかすれていた。ホントは微妙にあたしよりは高いみたいだから、その方が変だと思われなくて良いかもしれない。それからお母さんは愛実のおでこに手を当てると、
「うーん、まだ熱下がらないわね。夏は風邪引いちゃうと長引くもんね。あ、それから隆ちゃんが少し遅くなるけど来るって言ってたわ」
「隆一が? マ……お母さん断らなかったの?」
隆一が来ると聞いて焦ったのかもしれない、あの子一瞬、あたしが言わないママと言いかけて止めた。でも、それにはお母さん気付いてない様だった。はぁ、何とかセーフだ。
 それにしても、これから隆一が来るの? 普段から話しかけてくるお母さんはともかく、隆一といる時にあたし鏡なんか見てないから、ぼろが出ないといいけどなぁ。

 そのあと、2~3言愛実と言葉を交わした後お母さんは、階下におりてまたパソコンで仕事を始めた。パソコンの前であのバカ笑いの写真を鏡にかざされた途端、あたしはお母さんの前にまたヒュンと戻る。自分の意思じゃない所で移動させられるのも便利っちゃ便利なんだろうけど、結構辛いな。ホントはあたし、もうちょっと愛実と話したかった。

 しばらくまたお母さんの仕事につきあって、次に気がつくとあたしは自分の部屋にいた。あたしは鏡に映されていない時には強制的に眠らされているようだ。普段の寝不足が……これで解消できる訳でもないだろうし、何よりこんな生活を強いられている愛実がちょっとかわいそうに思った。

未明より

ご報告です。

長らく皆さんのお目汚しをしておりました「パラレル」「指輪の記憶」を本日をもって下げさせていただきます。

つきましては、日付が変わりました16日より順次非表示にしていきます。

そのため、たぶんパラレルのカテゴリー自体は存在しますが閲覧のできない状態になると思います。あらかじめお詫びとご報告を申し上げます。

ついにこの日がきました。

感慨と共に、寂しさも感じますが、紙になっても、Webであってもこの子たちはまた皆様の許にまた晒すつもりですので、どちらに転んでもよろしくお願いいたします。
  
                                           7月15日
                                            神山 備

theme : お知らせ
genre : 小説・文学

鏡の中のあたしと愛実―Love Grace9

鏡の中のあたしと愛実

気がつくとあたしは本当に鏡の中にいて、お母さんはパソコン横に置いてある写真立てのあたしの顔を映してパソコンを叩いていた。お母さんは、
「そうねぇ、ここの展開どうする、マナちゃん。ここんところはやっぱパパが叩くぐらいじゃないとダメだわよねぇ……それから主人公をぎゅっと抱きしめて……」
そう言いながらおかあさんは、パソコン音痴とは思えないほど高速でキーボードを操っていく。

何でもコンプリート派のお母さんは、
「キーボードはやっぱブラインドタッチでしょ」
なんてわからないことをほざきながら、あたしが小学生の時、タイピングソフトまで買って練習したのだ。検定試験を受けたことはないけど、たぶんワープロ検定の2級は確実にとれるはずだ。その証拠に、鏡の中のあたしに話しかけながら、いきなりパソコンの画面にどんどんとストーリーを紡いでいく。それにしてもお母さん、愛実と会話してるのかと思ったら、完全に独り言だ。

あたしもそれに対してツッコミを入れられるはずもなく、写真のあたしに併せてバカ笑いしてるしかないんだけど。にしてもさ、何でこんな馬鹿笑いしてる写真使ってるのかな。もっとかわいく笑ってるのもあるはずなんだけど?……って自分が言うかっ。

そんなことを考えていると、お母さんが急にキーボードを打つのを止めた。
「ゴメンね、マナちゃん。今日はメグちゃんが熱出しちゃって寝込んでるのよ。ちょっと様子見てくるわ」
と言って、二階のあたしの部屋へと上がって行った。

オンライン物書きに30の質問

またまた、RUMYさんとこから面白い物、いただいてきましたぁ。

オンライン物書き屋に30の質問

Q1 HNとその由来を教えてください。
神山 備(こうやまたすく)ヘブライ語のアドナイ・エレから。

Q2 現在の代表作はなんですか。
「パラレル」(あと1週間で下げちゃいますが)

Q3 小説を書いたり読んだりする上で得意なジャンルや好きなジャンルを教えてください。
恋愛(しか書けない)

Q4 逆に苦手なジャンルはなんですか。
ホラー
……といいつつ、私の文章にはプチホラーとも言えそうなものがちらほら。

Q5 尊敬する、又は好きな作家は誰ですか。
三浦綾子さん 栗本薫さん(何かみんな故人になっちゃいましたねぇ)

Q6 次の単語を使って文章を作ってみてください。(紅、叩き、浅はかな)
「ああ、お好み焼きは叩かないのっって何度言ったら解かるのよ、それに紅ショウガ入れ過ぎっ!」
大阪人の繭子を恋人にしたら毎日笑って暮らせるかもなんて、浅墓にも彼女にコクった年下の僕は今、大阪人の常識“粉もん”のスパルタ教育をされる日々……どこで、僕は間違ったんだろう。

Q7 あなたの文章の特徴はなんだと思いますか。
特徴ですか? 重箱の隅をつつくような心理描写かな。

Q8 影響をうけた小説や映画、漫画などはありますか。
最近、はっきり影響されていると思うのは「LOVE & EROS」の泉怜奈さん。「マイプレ」執筆は彼女の「アイガホシイ」がなければありえませんでした。
Q9 好きなことばはなんですか。
「君は愛されるために生まれた」
Q10 小説を書く際に最も大切にしていることはなんですか。(テーマ、描写、娯楽性など)
心理描写。
Q11 次のうち、最初に決まるのはどれですか。(人物、世界背景、ストーリー)
圧倒的にストーリー、しかもラストシーンがほとんど。そこから時計を逆回しにして書き出しまでさかのぼります。

Q12 人物名を決める時に気をつけることはありますか。
名前はネームをせっせと書きこんでいると勝手に降りてくることが多いので、あまり気にせずつけちゃいますね。ただ、名字は苦戦することもあります。(芸人さんの苗字をお借りしたり、丁度通っていた駅名をつけたり……やっぱいい加減だな)

Q13 今まで小説に使用したネーミングで気に入ったものを教えてください。
(木村)乃笑留 (三輪)さくら 笹本家の6兄弟全部(初羽・純輝・大洋・翔真・華野・彩加)

Q14 今まで小説に使用したセリフやフレーズで気に入ったものを教えてください。
やっぱこれかな……
「関わる役者が代わってなければ、時代が昭和から平成になっても何も変わりはしないよ。(by龍太郎)」
これ、アラフィフとしては実感です。

Q15 長編と短編、どちらが得意ですか。
長編。というか、短く書く力量ありません。

Q16 オンライン小説独自の技法を積極的に使うほうですか。基本を守るほうですか。
オンライン独自の技法ってどんなものかも分からないです。とにかくごく普通に書いているつもりだったのですが、三点リーダの複数遣いとか、知らないこともたくさんあったりして、その都度気がついたら直している状態。

Q17 プロ志望か趣味としてのみか、どちらですか。
なれればなってみたい気もするけど、こうやって見ていただける場がある今のままでも充分幸せです。

Q18 小説を書いていて、一番苦労するところはどこですか。
家族とのパソ争奪戦。いないあいだに書くのですが、もうすぐ夏休みなので、書ける時間がぐっと減りそう。

Q19 小説を書いていて、一番楽しいところはどこですか。
別のキャラ(特に男性)になりきれるところ。

Q20 感想をもらったことはありますか。一番嬉しかった感想はなんですか。
感想は何でもうれしいです。ものすごくこきおろされて落ち込んだこともあるけど、それも次への糧になりましたから。

Q21 小説を書くためにする準備などはありますか。
必要な知識のためにググることくらいですか。

Q22 小説を書くときにBGMを聞くなど、何かしていることはありますか。
各物語にオープニングとエンディングがあります。それを話し始めると、1記事別にできちゃいます。

Q23 イメージ作りのためにすることはありますか。
うーん、役者さんが勝手に舞台で演技はじめちゃうんで、そういうのはないです。

Q24 あなたはコツコツ書くほうですか、集中して書くほうですか。
明らかに集中派。そして、最後に体調を崩して終わる。

Q25 成長物とそうでないもの、どちらを書くことが多いですか。
堂々巡りが多いかも。

Q26 ダークとライト、シリアスとコメディ、それぞれどちらの割合が多いですか。
圧倒的にダーク、そしてシリアス。

Q27 一人称と三人称、どちらが書きやすいですか。
言わずもがなの一人称です(自ら一人称作家と名乗ってるくらいですから)

Q28 あなたの小説の隠れたテーマや、共通点などはありますか。
出産(というか子別れ)、一人ひとりが別の命
Q29 最近の食事風景を描写してみてください。

『いつもの夕食――職場にて』

「まったく……よく3年もそんなもんで我慢できるわね」
ダイエットクッキーを口に放り込み、タイミングよく水分を口に含むあたしを見て、あかねちゃんがあきれ顔でそう言う。

この3年というもの、あたしは職場の休憩時間での食事はずっとこのダイエットクッキーオンリーで過ごしている。
「折角の晩御飯よ、家でゆっくり食べたいと思わないの?」
続けてあかねちゃんはそう言った。だけど、家まで遅い帰りの時間だって車で15分。それから作って食べる? ううん、作って置いたものをたべるにしても、充分日付が変わってしまう。

摂取カロリーに変わりがなければ、それで太るようなことはないのは解かってはいるんだけど、夜遅くに食べるってことにものすごくストレスを感じてしまう。ストレスを感じながらの食事なんて美味しくないし、余計に身体についてしまうような気がするのよ。

それに、慣れればこのクッキーもなかなか良いものよ。何よりすぐに食べ終わってしまえる。短い休憩でも、十分満足できるんだから。

さてと……まだ残り半分、仕事に励みましょうか。
「あんなに食べ物が溢れてるのにさ、それじゃお腹空かない?」
この間は雫ちゃんにもそう言われたっけ。でもね、あたしにとって店に並んでいる食材は「食べ物」じゃなくって、「売り物」なのよ。だから、仕事中は何とも思わない。
でも、それって変なのかしらね。


Q30 今後書いてみたい小説はありますか。
BL寸止めのファンタジーとか(笑)
真面目に摂食障害のはなしとか。

RUMYさん、また面白そうだったので、個人的に気楽に答えようとコピペしたら、意外に真剣に書き込んでしまったので、結局載せました。
勝手に持ってきてすいません。

theme : 物書きのひとりごと
genre : 小説・文学

食べ物バトン

RUMYさんから勝手にもらってきました、食べ物バトンです。(Love Gaceにつまってるので、無理やり頂いてきました)

♡コンビニで買うおにぎりの具は?
 基本マヨが混入されてなければOK。大抵は昆布かおかか

♡コンビニで良く買う飲み物は
 カフェオレがトップ。それ以外にはゼロカロリーのソーダ類(CCレモンが一番好き)

♡目玉焼きはソース派? 醤油派?
 生卵がNGなので、半熟以下になりがちな目玉焼きは食べません。

♡寿司で好きなネタは?
 サーモンは必ず頼む。後は鯵? 時々玉子。全部さび抜きのお子ちゃま仕様でないとダメ。

♡好きなアイスクリームは
 あいすまんじゅう(要するにクリームよりもあんこが食べたい)

♡ついつい買ってしまうお菓子は?
 ノンフライのポテトスナック(メーカーにこだわりなし)

♡マックで好きなハンバーガーは?
 フィレオフィッシュ(今ある?)のタルタル抜き。実は2年くらい行ってない。

♡ミスドで好きなドーナツは?
 ポンデの黒糖? 大抵は飲茶しか食べない奴。

♡味噌汁で好きな具は?
 なめこ+豆腐。ぬめりがあるので、翌日腐っていることに気づかず食中毒を起こしたこともあったけど、でも好き。

♡好きなおでんの具は?
 大根! 3日くらいでも平気。筋肉(生からちゃんと油抜きしますよ、私)と蒟蒻。

♡好きな中華まんは?
 うーん、チャーシューまんかな。

♡ご飯が少しだけ余った。さて、何で食べる?

 チャーハンにする? 少しなら、今はやりのラー油ででも食べようかな。

♡他人に理解されない食べ合わせは?

 関西では理解されないのは、納豆カレー。
 全国的に引きそうなのが、うどん善哉。餅の代わりにうどん(伊勢うどんがベストなんだな、これが)を入れる。
 ヨーグルトには塩をかける。(でもね、これブルガリアでは当たり前なんだよっ)

♡マヨネーズ好きはマヨラーではあなたは何ラー?
 ラーポン(ラー油入りのポン酢)ラーあるいは、スイートチリソーラー

♡最近はまった食品は?
 黄色いトマト。真っ赤より絶対に美味しいです。あまり売っていないため、今年は我が家で栽培してます!!

以上、たすくの狂った食生活をお送りしました。

RUMYさんからも、無理やりぶんどって来たので、気が向いたら持って行ってくださいませ。

Love Grace8 

「愛実……?」
『ねぇ恵実、ママに小説を書くのを止めさせて』
鏡の中のあたし、『愛実』はついに口を開くとこう言った。
「な、何言ってんのよ、書かせてんのはあんたの方でしょ?」
鏡に話しかけられているという、とんでもない状況だってことを忘れて私が睨み返す。
『違うわよ。あたしにそんな力なんてないわ』
「ウソ、お母さんいっつも愛実に話しかけてるじゃない」
『あれはママの独り言だよ。あたしはそれを聞いてるだけ』
「ウソ!」
『ウソじゃないよ。あたしが話せるのは同じ血を持つ恵実だけだもん』
――同じ血を持つ恵実だけ――その言葉にぞくりとして鳥肌が立つ。
『何なら、あたしと交代してみる?』
そして、愛実はニヤリと笑って、とんでもない提案を持ちかけてきた。
『今まで20ん年間もママの娘でいるんでしょ? ちょっと位あたしに貸してくれたって良いじゃん』
ちょっとってどれ位よ。聞いたら最後、あたしの身体を乗っ取っちゃうんじゃないの、愛実!

あたしが露骨に嫌な顔をしたから、それが解かったのかもしれない。すると愛実は、
『ねぇ、3日で良いの、代わって。あたしがその間に書くのを止めるように言うからさ』
って、鏡の中で生きてる私を拝んだ。
『ねぇ、3日で良いの。じゃないとこのままじゃママが……』
「お母さんがどうだっていうのよ!」
『あ、何でもない……』
愛実はさんざん意味深なことを言ったくせに、肝心なことは口ごもった。でも、何となく口に出さなくても解かる。お母さんこのままじゃホントに身体壊してしまいそうだ。

「3日で良いのね、でもホントにそんなことできるの」
そしてあたしが承諾の意思を示すと、愛実はものすごくうれしそうな顔をした。
『ありがとう、代わってくれるんだ! 大丈夫よ、あたしと恵実は元は一つだもん』
バニシングツインの大半は一卵性双生児だと聞く。元は一人のあたし……だからって、このまま入れ替わるつもりはないわよ。
「3日だけよ」
あたしがそう念を押すと、
『解かってるわよ。あたしだってそうそう長いことそっちにいられる自信はないわ』
愛実はそう言って目をつぶり意識を集中させ始め、あたしの意識が遠のいていった。








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theme : オリジナル小説
genre : 小説・文学

愛実-Love Grace7 

愛実 

お母さんに結婚の話をしたその週末、あたしは隆一を呼んでお父さんに結婚の承諾を取り付けてもらうことになった。
「ねぇ隆一、お父さんには絶対『恵実さんをください』って言っちゃダメだからね。他は判んないけど、とりあえずそれだけはNGワード」
その日、迎えに行った隆一に私はそう言った。
「どうして? なんかそれって、結婚の承諾の定番じゃん」
「『犬猫じゃないんだから、そう言う奴には絶対にやらん』って言ってたことあるんだよね」
「花嫁の父の心理ってやつかね。じゃぁ、どう言ゃいいのさ」
あたしがそう言うと、隆一が吹き出しながら返した。
「うーん……お嬢さんと結婚させてくださいかなぁ」
「了解、俺土日にはなかなか出て来れないから、ゴネられても何度も足向けできないしな」
そう言って我が家の前立った隆一の唇は緊張で小刻みに震えていた。

 あたしたちが緊張した割にはお父さんは物分かりがよく、特にゴネることもなくお父さんはあたしたちの結婚を承諾した。ま、あのぶっとびお母さんの旦那さんなんだから。

 それから隆一の方にもご挨拶に行き、あたしたちは正式に婚約した。驚くことに隆一のお母さんは『春香彼方先生』のファンで、『あの春香先生と親戚付き合いできるなんて!』って、喜んでいた。

 あたしが結婚を決めてから、お母さんの連載の本数がさらに増えた。これで厄介払いが出来たから、これからは愛実と楽しくやっていけると思っているのかな、あたしはそんなことを思ってさびしくなった。

 そんなある日、あたしは夜洗面所の鏡を覗いて息が止まりそうになるほど驚いた。

……そこには確かにあたしが映っていたんだけど……その表情は連日退職のために残業していたあたしの疲れたものではなく、どことなく幼さも漂う、しかも怒った顔をしていたからだった。

theme : オリジナル小説
genre : 小説・文学

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